猫ちゃんに多い慢性腎臓病！！
猫ちゃんが、かかりやすい病気の「慢性腎臓病」・・
そう、腎不全です。腎臓の機能が徐々に低下してしまう怖い病気です。
特に、高齢の猫ちゃんによく見られるそうです。
猫ちゃんの慢性腎臓病について
猫の慢性腎臓病は、数ヶ月～数年かけて気づかないうちにゆっくりと進行していく怖い病気です。
猫ちゃんの腎臓の働きは。。
・尿を作り体内で不要になった老廃物や毒素を排泄する
・体内の水分バランスを整える
・ホルモンを分泌し赤血球をつくる
・血圧を調整する
ご覧のように腎臓はとても大切な臓器なのです。
この大切な臓器が何らかの要因によって十分に機能できなくなる事が腎臓病です。
猫ちゃんの腎臓病の原因は詳しくは解明されていません。
腎臓機能が75％失われると、オシッコとして排泄される老廃物が体内に残ってしまい
様々な症状を併発するといわれています。
例えば、腎臓の機能が25％程まで落ちているとすれば、100個の老廃物を排泄するのに
1回のオシッコでは25個ほどしか排泄できません。
正常な100％機能している腎臓なら1回のオシッコで排泄できますが、25％まで機能低下した
腎臓だと、4回のオシッコが必要になります。
初期症状としては
・水をすごく飲む（多飲）
・オシッコの量がすごく多い（多尿）
慢性腎臓病になると、水分摂取量よりも大量にオシッコをするので脱水症状にも
注意しなければいけません。
進行すると食欲不振や体重減少、嘔吐など全身的な症状も出てきます。
この病気で一番怖いのは、治らない病気ということ。
一度壊れた腎臓は元には戻りません。
末期症状の場合、腎臓はほとんど機能しておらず、食欲もなく、急激に痩せて
老廃物が体内に溜まり「尿毒症」のように息が臭くなり、オシッコの匂いもキツくなります。
ほとんど動かなくなって、自力でオシッコができなくなる子もいます。
この病気で次に怖いのは静かに進行していくということです。
腎臓機能の60％～70％が障害されるまで目立った症状が現れないということ。
気づいたときにはすでに進行している状態になっていることが多い病気です。
猫ちゃんの慢性腎不全との向き合い方。
治らない病気だからと言って絶対に諦めないでください。
完治や腎臓そのものの治療は無理でも対症療法はできます。
上手に付き合いながら進行を遅らせ、腎臓の負担を減らすことで、
少しでも永く愛猫ちゃんと一緒に過ごせるように心がけましょう。
・血液中の老廃物や毒素を体内に貯めないようにする
・慢性腎臓病の進行を遅らせる
病院では、静脈点滴や皮下点滴での水分摂取により脱水改善や体内の水分量を増加させ
オシッコの量を増やして老廃物の排泄を促します。また、それに加えてリンを吸着させ排尿させる
内服薬や食事療法もあります。食事療法では、尿毒症を引き起こす老廃物を体内に溜まりにくく
するためにタンパク質・リン・ナトリウムを制限した療法食を与えたり、同様の効果が期待される
サプリメントもあります。
猫ちゃんの療法食・サプリメント
昔は療法食は病院に行かないと買えなかったのですが、最近ではインターネットでも
さまざまな療法食を購入出来るようになりました。
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2．キトサン→タンパク質の消化吸収率を低下させることで腎臓の健康維持が期待できる
3．未焼成カルシウム→余分なリンをリン酸カルシウムという不溶性の物質として便の中に排泄する働きをサポート
4．アルギン酸ナトリウム→体内のカリウムナトリウムバランスを整えるサポート
5．ウラジロガシエキス→血管収縮作用によって腎静脈を収縮させ、石や尿路結石を溶かすことをサポート
6. 葉 酸→血液を作る働きが期待でき、血液をろ過する腎臓機能をサポートする
7．ビタミンB6→血流や血液の健康維持をサポート。脳内伝達物質の生成に必要なアミノ酸を作る役割も期待できる
こちらのお店のサプリメントは添加物不使用・ペット安全法を満たした国内製造です。
「健康補助食品GMP」の認定もクリアしているので安心です。
＊健康補助食品GMPとは・・原料の受け入れから最終製品の出荷に至るまで、製品の品質と安全性の確保を図ること
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まとめ
猫ちゃんの慢性腎臓病、静かにゆっくり進行していくとても怖い病気ですね。
どの病気でもそうですが、私は早期発見・早期治療が最も大切だと思います。
最も重要なのが、健康に見えていても年1回の血液検査・尿検査を含めた健康診断は
とても大切なことです。
シニア期の猫ちゃんだったら半年に1回しても良いと思います。
そして、何よりも大切なのは普段からの観察です。
◎食欲が落ちてきた
◎水を飲む量やオシッコの量が増えた
◎以前より寝ている事が多くなった
◎吐く頻度・回数が増えた
◎毛づやが悪くなってきた
◎急に体重が落ちて痩せてきた
など、この他にも、飼い主さんにしかわからないサインがあれば、
動物病院で一度、診察を受けてみましょう。
皆さんが少しでも永く愛猫ちゃんと一緒にしあわせに暮らせますように・・・